皆さん こんにちは。
いつもご覧頂き有難うございます
今日の禾目は オリジナル作品で 建窯禾目とは原理は同じでも
用いる釉薬が違います。
口縁のアンチックゴールドから 銀漿、そして黒天目の中に黄褐色の細かい禾目が
溜りに向かい 流れ落ち 溜りに入って 青灰色に変化。
裏はまだら銀漿と 微かな虹彩や「黒班油滴」(曜変条件)など 見どころ満載。
近日中にメインサイトに掲載いたします
_____________________
ここで 師匠との思い出話。
いかに 「焼き物馬鹿」いや「焼き物キチ」であることの証明?
飲んだあと 締めのラーメン屋。 食べ終わって 手持ち無沙汰でいると
先生と目が合った。
お互い 食べ終わったどんぶりを 頭の上に持ち上げ
高台を見ていたのだった。
ガハハハ~ 「こうやっていつもこぼすんだよねー。」
作ることに追われてた バブル全盛時代。
【作家の条件は 食べ物をこぼす事】
【作家の力量は 高台解釈】 でした?
______________________
酒を入れるとこぼしてしまうほど 見入ってしまう盃は
「サカヅキ」とは云わず「サカナ」でしょうか?
実際、最も大事な盃は最初の一杯は飲んだとしても 後は「肴」にするのが
いわゆる「焼き物キチ」。
そうしないと こぼしてしまうので 仕方が無い病気です。
______________________
話が脱線しまして すみませんでした。
【油滴が発生しながら流れたものが禾目です。】
禾目から油滴に変わる というのは全く「逆」で 小さな油滴が流下して禾目になるのです。