時計回りに 回転させて撮影しています。
今日は 「鋼の切り口」をアップいました。
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一つは デジカメの性能とネット画像の関係、それに肉眼での見え方を確かめるため。
もう一つは 鋼をハンドグラインダーで わざわざギザギザに切断し摩擦熱の違いで
酸化の度合を変え 人工の「虹彩」ができるのをお見せしたかったのです。
本物の「曜変天目」の光は これ以上輝いたり彩度の高い色になることはないと思われます。
(私も国宝の前で半日、頭の中で強烈な人工光を差し引いて 色や輝きを観察してみました。)
素材が持つ「色合い」は必ずその素材がなんであるかを 雄弁に語っています。
言い換えれば *色は素材そのものです。
クラッシク音楽愛好家が 歌手の声質や 楽器のグレードがわかるのはあたりまえで
美術愛好家が 「色の波動」の違いがわからない?
残念ですが そういう方は現実にいらっしゃいます。
「再現作品」の色合いを思い起こしてみてください。
色調、輝度が自ずと異なっていますね。
光学関係の方が見れば 一目瞭然ですね。
虹彩や斑文同様、物質の持つ色の特性=「摂理」は厳然として 真理を説いています。
「鉄」による虹彩の最大限の色合いをお伝えしたかったのです。
撮影の点で 十分視覚的にお伝えできないのが残念です。
建窯天目の虹彩は「鉄化合物」の光です。
薄膜は鉄化合物の膜で この膜の表面凹凸で青から赤まで色が変わります。