和陶釉藝

生地土が全体、御本手色の薄紅色に染まり、

その上の灰釉が飴色から黄色がちに発色して

初秋の柿の実を彷彿とさせる。

持ち手も軽く、和陶ならではの果実の質感。

緑の薄茶が入れば 視覚的刺激から味覚もかわり、

ほっこりした触角と視覚と味覚。

空っぽの器ですが、見ただけで柿の実の酸味と甘味を感じて

私の好きな作品です。
和陶釉藝