⇑写真の左側、白い建物がある谷が当館の敷地です。
この写真は平成28年頃のもので敷地の東側に12ヘクタールもの巨大な仮置き場が作られた平成29年8月迄存在しました。
平成13年=2011年3月11日の東日本大震災に続く福島第1原発事故により、「特定避難緩衝地点」に設定され、この仮置き場が撤去されるまで避難を余儀なくされました。
周辺山林も大変な汚染で、表土を剥ぎ取っても高濃度な汚染が残されました。
セシウム137は半減期が約30年。
谷に向けて流下、降下も見られ「除染」が生涯のテーマです。
毎年、環境省に汚泥など「指定廃棄物」を回収してもらっております。
薪窯の周囲には囲いがなく、汚染を吸収してしまい、使用不能となり解体せざるを得ませんでした。
薪も調達不能になり、今後、薪窯はこの地方では煙を出すことが出来ないでしょう。
屋上茶室の雨樋排水口。平成25年に公的除染が入りその時はおそらく数十μSv/hだったでしょうが、除染して平成29年頃で6μSv/h。更に3年以上経って、令和3年の現在で4μSv/h~ですから、半減期30年のセシウム137の自然減衰を待っていたのでは、人生が終わってしまいますので積極的に自己除染で削り取るか、上乗せして遮蔽していきませんと、未だに年間被ばく線量1ミリSv/yを下回りませんので、孫が出来るまでに何とか達成したいと思います。