みなさん こんにちは。
先日アップした「盃」と逆のバージョンです。
貫入部が透明で 他がつや消し状態。
曜変へのアプローチを登山に喩えれば 登り口は人それぞれ。
天目の連峰には禾目、油滴、蓼冷汁、烏サン・・・・・様々な第2、第3位・・の頂があります。
それぞれの頂を縦走し その先に
連峰最高峰の曜変が姿を現す。
しかし 前人未到のその急峻な岩山には もちろんルートは開かれておらず
既成のテクニックでは及ばない。
新たな解釈やそのためのテクニックが必要である。
磁州窯の油滴をやっていたのでは 見識眼にも問題があるし
そもそも異なる山岳で彷徨しているようなもの。
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曜変「結晶説」は 一つの試みのアプローチであったと 研究者も述懐してます。
機会があれば いろんな説を紹介してみますが いずれにしても私の姿勢は
「全て踏破=検証し、踏み越えていく」ところにあります。
独立峰の単独登頂もいいのですが キャリア(実証)による自力の証明も必要でしょう。
関連技術の広がりで 美しいものが出来ています。
全体の体系化=地図作りが急務。
系統的仕分けとそれにもとづく 創作。
【グレーズアート=釉藝】
今日もお付き合いいただきありがとうございました。