「日暈(にちうん)」「暈天」とは

当時、山崎一雄博士だったか、表現元は定かではないが、「暈」かさは日や月の周囲に時には輪のように、時にはベールに濃淡があるように、またときには、虹彩雲が発生するが、この表現が的を射ていると思われ、今回使用した。いずれにせよ、斑紋ありきの周囲の現象ということであり、周囲に虹彩、または光彩を同時発生させるための研究は進めていく。

これまで発表してきた「虹彩内斑紋」の対極にある、「かそけき」現象かと思われ、薄膜発生の調整など大変な時間を費やしてきた。

追って、ご報告します。

曜変天目の特徴 、斑紋❶

研究作品

曜変天目の特徴は、「斑紋」と「虹彩」の共存とその関係性にある。 斑紋は、おおむね円形であり、 器面を流下する過程で縦の楕円に変形しており、円形が横に伸びて歪む要素は少ないが、流下して茶だまりに達し変形する場合もある。 発 […]

桜天目

天目盃 研究作品
桜天目

「桜天目」 いわゆる「油滴天目」。 冷却過程で多少酸化して桜色を帯びました。 特徴は油滴斑紋が通常と違い よりランダムに発生していること。 「密」ではなく「疎」となり、他の油滴天目ではほとんど見られません。 曜変天目の斑 […]

奇跡とは?

天目茶碗 研究作品
奇跡とは?

「奇跡」とは、「存在」してはじめて「奇跡」なのであり、存在しなければ「奇跡」ではない。 「天使の羽」と「ハート」。 柄じゃないですが 芸術の神のイタズラでしょうか? 「光」の表現がテーマで 「稲妻」や「プリンス」「ジプシ […]

曜変天目の定義 その1

研究作品
虹の階調をご覧ください。

あらためて 曜変天目の定義の一つを考察してます。 まずは、 光の「干渉現象」。 リング状の斑文が有り その周辺に虹彩と光の干渉現象が現れることについて。 静嘉堂文庫で稲葉天目を観察した折、 無色透明な膜が干渉を起こしてい […]

曜変天目 3種類の発生説

研究作品
虹彩禾目 2

皆さんこんにちは 今日のテーマは以前にも触れていますが 研究者同士の連携に向けて あらためて整理してみようと思います。 1、絵付け説 この説は 曜変天目が焼かれた時期やイスラム技術との交流を考え直さなければならない側面が […]

本館

研究作品
釉藝館本館

[提言]  曜変研究者の方々へ 『発表の場を整えること』について 未曾有の不況の中 日夜、研究開発、ご苦労様です。 私もこの道30年を超え まとめの時期に入っています。 今、曜変天目を取り巻く社会状況は固定化し 最悪の状 […]

銀禾目

天目茶碗 研究作品
銀禾目

「銀禾目」 現在、2019年10月段階で過去のブログ記事を編集しています。 (画像は当時、10年前に撮影されたもので現在と違って画素数が少なく、解像度が低いですが そのまま使わせてもらっていますが、後に、現代の撮影技術で […]

ジプシー・アイ

天目茶碗 研究作品
グリーン・アイ

「ジプシー・アイ」 「天目茶碗」の名の由来は、 「鎌倉時代に禅宗が盛んになり、中国禅宗の中心の 浙江の天目山に留学した修行僧が喫茶方法とともにを日本に持ち帰った事から、 黒釉茶碗を「天目」と呼んだそうです。  「天目山」 […]

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